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第13回日本教育保健学会を開催するにあたって

                                                  茨城大学教育学部    瀧澤 利行

  2016年3月5日(土)、6日(日)の2日にわたり、第13回日本教育保健学会の開催を担当することになりました。今回は研究会時代から数えますと23回目の研究大会になります。今回の学会は学会研究部のバックアップを得て、メインテーマを教育保健研究・実践の進展を目指して~今日の子どもの健康・発達困難を乗り越えるために~」として、健康および保健の側面はもとより、多角的に子ども・青年のからだとこころをとらえるべく、いくつかの企画を用意いたしました。5日午前中には特別講演として、私の恩師でもある元東京都夜間中学校教員として長らくさまざまな発達と自立の障壁を抱え、それを乗り越えてきた人々と触れ合ってこられた見城慶和先生に「自分をとりもどす学校…夜間中学校の教育現場」として講演をただく機会を設けました。先生は山田洋次監督の映画『学校』のモデルとしても知られております。また、教育講演として、『開運何でも鑑定団』にも出演されている本学部副学部長の小泉晋弥先生に「絵画からみえる社会と人間 ―子どもからおとなまで絵は人生を描き出す―」と題した養護教諭同門会の研修会でも好評だったお話をいただきます。これらは市民公開講座として市民の方々にも無料でご参加いただけます。その他にも本ホームページでご紹介しているような報告、シンポジウム、課題別セッション、そして何よりも研究成果を世に問う一般発表と多くの内容で参加者をお迎えいたします。

   折しも、偕楽園では梅まつり酣の頃、梅香あふれる水戸の街を楽しみつつ、学びと議論を深めていただければと存じます。県内外から多くの皆様がご来水いただけますことを心より念じております。

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